みどころ情報
ゴマフアザラシが誕生しました!(3/31)すごいスピードで成長中
3月31日にゴマフアザラシが生まれました。
マリンサファリ-ひれあしの入り江- にて公開しています。
毎日いっぱい母乳を飲み、体重が1日1kg以上増えるという猛スピードで成長していましたが、4/19をピークに体重の増加が止まり、換毛が始まりました。
4/23にほぼ換毛が終了し、ゴマフアザラシらしい模様に変わりましたので、小スペースに移動して餌の魚を食べる練習を始めました。
近況はtwitter等SNSでもお知らせしています。
> マリンピア日本海 SNS一覧
4/23小スペースに移しました。
ゴマフアザラシ体重グラフ

4/1体重測定の様子

4/3活発に動いています

4/17顔や後脚から換毛が始まっています

授乳3/31
【出産概要】

母(サラ)と仔3/31
イサゴビクニンを展示しました
イサゴビクニン
イサゴビクニンを展示しました。
水深800m前後に設置されるカニかごで捕獲された深海魚です。
胸ビレの付け根には腹ビレが変化してできた吸盤があり、水槽の底や岩にくっついていることが多いのですが、水槽に入って間もないからか泳ぐ様子もよく見かけます。
ピンク色でうろこがないゼラチン状の体は、水槽内でもかなりの存在感です。
本館地下日本海固有水コーナーでご覧いただけます。
イサゴビクニン Liparis ochotensis スズキ目 クサウオ科
> 生物図鑑 イサゴビクニン
カマイルカが出産しました(7/29)
カマイルカ 授乳のようす 2019年7月30日撮影
カマイルカ母仔2019年7月29日撮影
新潟市水族館マリンピア日本海で飼育中のカマイルカが、7月29日に出産いたしました。当館では初の出産となります。
イルカ屋内プールを出産・育仔専用として用いるため閉鎖し、24時間体制で観察してまいりましたが、引き続き母仔専用として用いるため、公開はしておりません。
母仔への刺激を極力減らすため、しばらくの間、母仔をご覧いただくことはできません。
※8/29(木)から一般公開しております。
詳しくはこちらのページをご覧ください。> カマイルカ親仔の公開中
なお、イルカショーにつきましては8/2より再開しております。
なにとぞご理解のほどよろしくお願いいたします。
カマイルカ母仔2019年7月29日撮影
○個体情報
・仔個体
誕生日:7月29日15時48分
性 別:オス
体 重:不明
出産場所:イルカ屋内プール
・母個体
搬入日:2015年2月15日 年齢:23歳(推定)
・父個体
搬入日:2001年2月4日 年齢:23歳(推定)
ホシエイが誕生しました
ホシエイが誕生しました
日本海大水槽で飼育中のホシエイが、2月9日に幼魚3個体を出産しました。幼魚の状態が良好なため、3個体とも本館1階信濃川ゾーンの沿岸・河口水槽に展示しました。
ホシエイは沿岸域に生息する大型のエイです。背側に並ぶ白い斑点が特徴的で、ホシエイの和名はこの斑点に由来しています。この斑点は模様ではなく、ロレンチーニ瓶と呼ばれる感覚器官の開口部で、よく見ると真ん中に小さな穴があります。この瓶は神経でつながっていて、生物が発する微弱な電気を察知するセンサーのようなものです。なおこの器官は背側より腹側の方が数多く見られます。幼魚は近くで観察できますのでこの機会にご覧ください。
エイの繁殖方法はサメと同様で交尾をし、受精はメス親の体内でおこなわれます。ホシエイは受精後、約1年の期間を経て、親と同じ形をした幼魚を出産します。
展示中のホシエイの幼魚
展示した幼魚の情報
オス 2個体、メス 1個体
体盤幅:約 30cm
親の情報
2013年のリニューアル時に飼育開始。推定5歳。
日本海大水槽にて、オス 2個体、メス 1個体を展示中。
ホシエイ Bathytoshia brevicaudata トビエイ目 アカエイ科
いきもの情報:シナイモツゴとホトケドジョウ 2018年の繁殖個体を展示しました
シナイモツゴとホトケドジョウの2018年の繁殖個体の一部を育成室で展示しました。
シナイモツゴ、ホトケドジョウはともに絶滅の危機に瀕している種です。
日本動物園水族館協会の種保存対象種となっていて、当館も水族館内で繁殖させて保存(生息域外保全)しています。
また、生息地の調査保護活動(生息域内保全)を地元保護団体と実施しています。
シナイモツゴ
シナイモツゴ Pseudorasbora pumila
環境省:絶滅危惧ⅠA類/新潟県:絶滅危惧Ⅱ類
開発による生息環境の破壊や国外外来種のオオクチバス、ブルーギルによる捕食、国内外来種で近縁のモツゴの侵入による、競合や交雑などで激減し、現在は、他の水域から隔離された山間のため池に生息が限られています。
> 生物図鑑 シナイモツゴ

ホトケドジョウ
ホトケドジョウ Lefua echigonia
環境省:絶滅危惧ⅠB類/新潟県:絶滅危惧Ⅱ類/新潟市:絶滅危惧Ⅱ類
湧水や湧水から流れ出る水路、山間の細流などに生息しますが、湧水の枯渇や開発による生息環境の破壊により個体数が減っています。学名のechigoniaは、基産地が長岡市であることに由来します。
> 生物図鑑 ホトケドジョウ
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いきもの情報:佐渡海峡の深海生物
佐渡海峡の深海生物がご覧いただけます
冬季は、深海生物の採集シーズンとなります。新潟近海の夏季の表層水温は約25℃まで上昇しますが、冬季には約10℃まで低下します。深海は低水温のため、水温差の小さい今が、状態良く採集できる絶好の時期となります。
コンペイトウ
深海生物の採集には漁師さんの協力が必要です。お世話になっている漁港では、冬季に水深300m付近で底びき網漁が行われます。そのため、いろいろな深海生物を入手できるチャンスも重なります。
漁師さんは食用にならない生物は沖で放流するのですが、偶然、漁獲物に紛れていたコンペイトウを見つけたことがありました。コンペイトウの生体展示は全国的に見ても珍しいです。そこでなんでも良いので持ち帰って欲しいとお願いしたところ、コンペイトウのほか、アバチャンがいました。アバチャンも生体を見られる機会がほとんどない深海魚です。しかも、佐渡海峡で採集されるアバチャンは、日本海にしか生息していないタイプでかなり希少です。
アバチャン
現在、コンペイトウやアバチャンに加え、ガンコ、ナガヅカ、トクビレ、ヒゲウミシダなど、生体展示されることがまれな深海生物が続々と集まっています。この機会に、佐渡海峡の深海生物をぜひ観察しにご来館ください。
コンペイトウ Eumicrotremus asperrimus スズキ目 ダンゴウオ科
> 生物図鑑 コンペイトウ
アバチャン Crystallichthys matsushimae スズキ目 クサウオ科
> 生物図鑑 アバチャン
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いきもの情報:マダラトビエイ (展示終了しました)
マダラトビエイ給餌風景
ドロップオフ水槽にマダラトビエイを展示しました。
マダラトビエイ Aetobatus narinari
トビエイ目 トビエイ科
> 生物図鑑 マダラトビエイ
マダラトビエイは温帯から熱帯の海に生息しています。
背面は灰色で白色の斑点があり、成長すると胸ビレ間の最大幅(体盤幅=たいばんふく)が2mにもなります。口先の吻(頭ビレ)を使い、甲殻類や貝類などを探して食べます。
展示したのは、体盤幅が40cmほどの小さい個体です。他の魚と一緒のエサを食べることができなかったので、直接手から与えてみたところ、ようやく食べるようになりました。
同じ水槽にいるトビエイは、底でじっとしていることがありますが、マダラトビエイは止まることなく泳ぎ続けます。
長い尾をなびかせて優雅に泳ぐマダラトビエイをご覧ください。
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