マリンピア日本海からのお知らせ
2025年4月4日 ゴマフアザラシが生まれました
2025年4月4日、ゴマフアザラシが無事に生まれました。
マリンサファリ~ひれあしの入江~でご覧いただけます。
仔の白い毛は2週間ほどで抜け、ゴマ模様に変わっていきます。
今だけの姿をぜひご覧ください。
*観覧はみなさま譲り合って、短時間でお願いいたします。
【出産概要】
1.出産日時
2025年4月4日(金) 午前10時頃
2.生まれたゴマフアザラシについて
性別:メス
体重:約11kg(4月4日計測)
母親:きなこ (2017年4月19日 男鹿水族館GAO生まれ)7歳(2025年4月4日現在)
父親:テル(2011年3月7日 海響館生まれ)14歳(2025年4月4日現在)
3.出産場所および現在の飼育場所
当館:マリンサファリ-ひれあしの入り江-
年間パスポートをアプリからお申し込みできます!
事前のご登録で、発行手続きが楽々スピーディー!
スマートフォンにアプリをインストールして事前に情報を入力すると、窓口で申込書を記入することなくお申込が可能になりました!
従来のカード型年間入館パスポートを持ち歩かなくてもOK!
ご家族やグループの年間パスポートを1台のスマートフォンで表示できます。
アプリでのお申し込み方法
① アプリをスマホにダウンロード
② アプリから事前に情報を登録
③ ご来館(お支払い)→ デジタル年パスをメール受信
④ 次回より、スマホで年パス提示
※ 新規または更新でご購入の場合、カード型またはデジタル版のどちらかをお選びいただけます。
※ 有効期限内のカード型年間入館パスポートをデジタル版年間入館パスポートに変更することはできません。
くわしくはこちら
クレジットカードのサイン決済はできません。(2025年4月より)
当館では、2025年4月よりクレジットカードのサイン決済はできません。暗証番号が必要です。
>日本クレジットカード協会ホームページhttps://www.jcca-office.gr.jp/dealer/handling/ichandling/
タッチ決済機能有りのクレジットカードはタッチ決済が可能です。(ただし、15,000円未満のお取引に限ります。)
水族館窓口では現金とキャッシュレス決済でチケットをご購入いただけます。(お支払いは一回払いのみです)
詳しくは ご利用案内 でご確認ください。
アメリカビーバー(愛称ナゴミ)の死亡について
新潟市水族館マリンピア日本海で飼育展示していたアメリカビーバーの「ナゴミ」が5月6日(火)に死亡しましたのでお知らせします。
【死亡個体】
種名:アメリカビーバー
学名: Castor canadensis
愛称:ナゴミ
性別:メス
生年月日:2008年7月5日 新潟市水族館マリンピア日本海生まれ
年齢:16歳
死亡:2025年5月6日
死因:出血性壊死性腸炎
【経過】
ナゴミは2008年7月5日に当館で生まれました。
一緒に生まれた4頭のうち姉妹であるカナデと一緒に飼育していました。
2025年5月5日朝から食欲の減退・動きの緩慢が見られたため観察していましたが、
5月6日の朝に死亡を確認しました。
死因については、現在調査中です。
竪琴のような形の珍種「コトクラゲ」に関する論文発表
採集したコトクラゲ ※マリンピア日本海では展示していません
2018年から2022年に新潟市水族館マリンピア日本海とアクアマリンふくしまで実施した共同調査におきまして、コトクラゲが日本海側(日本領海内)で初めて発見されました。このことに関して論文が掲載されました。
■ 掲載雑誌
日本生物地理学会会報第78巻(2023年12月20日発刊)
■ 掲載論文
日本海初記録?新潟県佐渡海峡から得られたコトクラゲLyrocteis imperatoris
■ 著者
山内信弥¹*・幸塚久典²・石岡勇剛³・石澤佑紀³・石井輪太郎¹・新田 誠³
1* 公益財団法人ふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)
2東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所
3新潟市水族館マリンピア日本海
■ 概要
コトクラゲは国内では東京湾口部~沖縄海域の太平洋側の幾つかの地点で生息が確認されていますが、日本海側(日本領海内)での発見は初めてとなります。また新潟県沖で発見されたことから生息域の北限記録も更新しました。論文内では2018年、2019年、2022年にマリンピア日本海とアクアマリンふくしまの共同調査で発見された個体について記載されていますが、2023年も発見及び採集に成功しています。
現在アクアマリンふくしまの「海・生命の進化」コーナーで太平洋側の個体と一緒に展示※しながら観察を続けています。この発見により、太平洋側と同様に日本海側にも広く生息している可能性が出てきました。今後も調査を継続し、本種の生息海域を明らかにしていきたいと思います。
※マリンピア日本海では展示していません。
①調査方法
採集装置を付属したROV(遠隔操作型無人探査機:広和株式会社製)を用い水深100-200mを中心に調査
②発見の経緯
マリンピア日本海・アクアマリンふくしまとの共同調査「アカムツ生態調査」で発見
※論文執筆にあたって無脊椎動物の分類研究に精通した幸塚氏(東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所)に参加要請
③論文要約
2022年6月28日、新潟県佐渡海峡沖合のROV(遠隔操作型無人探査機)調査により水深134.5 mと139.9 mから有櫛動物門に属するコトクラゲLyrocteis imperatoris Komai 1941を2個体採集した。これまでに本種は相模湾、駿河湾、鹿児島、沖縄本島さらに韓国、パラオ、ポンペイ、フィリピンの周辺海域からの報告に限られていた。今回の採集標本は日本海側では国内初記録であるとともに、分布域の北限更新記録でもある。本研究では、2018年9月7日と2019年8月26日に同海域で確認された本種の記録映像と今回の採集標本に基づき、詳細な外部形態と採集時の状況、飼育環境について記載した。
■ コトクラゲとは?
1941年に昭和天皇が相模湾沖で発見され、駒井博士が形態が琴のような形からコトクラゲと名付けました。本種は潮の流れの速い場所で櫛の歯状の2本の触手を長く伸ばし、触手に粘着性物質を分泌することによって海中の動物プランクトンを捕獲します。体色は橙、黄色、白、白地に赤色の水玉模様などバリエーションがあります。水深80m以深に生息し、体が非常に軟らかいため生きた姿を見ることができるのは水族館職員でも稀です。
■ 個体の展示について
アクアマリンふくしまにて翌年2023年に同海域で採集したコトクラゲを展示しています。
※ マリンピア日本海では展示していません。
ゴマフアザラシの死亡について
【死亡個体】
種名:ゴマフアザラシ
学名:Phoca largha
愛称:ピュア
性別:メス
生年月日:2007年3月29日マリンピア日本海生まれ
年齢:17歳
死亡:2024年9月26日
死因:急性心不全(9月26日解剖)
【経過】
ピュアは当館で2007年3月29日にホゴとセイコの間に生まれたメスのゴマフアザラシです。
2024年9月24日から、行動等に異常はなかったのですが食欲がなくなり、9月26日朝に急に体調が悪くなって死亡しました。
毎年、何日も餌を食べなくなることがあって心配することが多いアザラシでしたが、眼の上の眉毛のような模様がチャームポイントで、みなさまに親しまれていました。
のとじま水族館へ、カリフォルニアアシカの「コウスケ」を返還しました
令和6年1月1日の能登半島地震により甚大な被害を受けた「のとじま水族館」より、2月2日から当館を避難先として受け入れていたカリフォルニアアシカの「コウスケ」を、令和7年3月21日(金)に返還しました。
元気な状態で無事にのとじま水族館にお戻しすることで、現地のみなさまへ少しでも明るいニュースをお届けできることを心より嬉しく思います。
カリフォルニアアシカ(愛称ミサキ)の死亡について
【死亡個体】
種名:カリフォルニアアシカ
学名:Zalophus californianus
愛称:ミサキ
性別:メス
生年月日:1996年7月2日 京急油壺マリンパーク生まれ
来館年月日:1997年4月21日
年齢:28歳
死亡:2025年3月15日
死因:肺炎
【経過】
ミサキは1996年7月2日に京急油壺マリンパークで生まれ、1997年4月21日に来館しました。
2013年のリニューアル後、ひれあし類解説でアシカパフォーマンスとして観覧通路に登場し、間近でご覧いただいた個体です。
2025年3月に入り、食欲と活力の低下が見られたため観察をしていましたが、3月15日朝に死亡を確認しました。
フンボルトペンギンを返還します
葛西臨海水族園の「ペンギンの生態」エリア補修工事が完了したため、昨年9月から預かっているフンボルトペンギンを12月13日に返還します。
※高病原性鳥インフルエンザの発生状況によっては日程を変更する場合があります。