いきもの情報

深海生物の採集が真っ盛りです

ビクニン

ビクニン

深海生物は、水深200m以深に生息している生物です。
日本海の水深300m以深には「日本海固有水」と呼ばれる大きな水のかたまりがあり、その水温は年間を通して2℃以下です。
そのような低水温環境に生息している生物を採集するには、表層水温の低い冬季が最も適しています。

現在、新潟漁協西蒲支所の協力で、水深300mに生息する深海生物を収集しています。底曳網には珍しい深海生物が時々入ります。
水族館では展示されることが少ないコンペイトウ、トクビレ、ヤセテングトクビレ、ビクニン、ナガヅカ、ガンコなどの深海魚、深海性のイソギンチャクなどが獲れています。

2月末には、のとじま臨海公園水族館外部リンクです。当サイトを離れます。(石川県)の協力により、定置網で獲れたマダラを輸送。鶴岡市立加茂水族館外部リンクです。当サイトを離れます。(山形県)との生物交換で、ホテイウオを入手しました。

3月に入り、上越漁協能生支所の協力で、水深800mに生息する大型のイサゴビクニンやベニズワイガニを入手、市立室蘭水族館外部リンクです。当サイトを離れます。(北海道)との生物交換でスケトウダラを入手しました。

これらの深海生物は、予備水槽で採集時にできた傷の手当てを行った後、展示水槽に移します。もうしばらくお待ちください。

●コンペイトウ・ホテイウオを展示しました。
●ベニズワイガニ・イサゴビクニンを展示しました。

水ダモでマダラを運ぶ

水ダモでマダラを運ぶ

海水氷で冷やしながら ベニズワイガニを運ぶ

海水氷で冷やしながら
ベニズワイガニを運ぶ

イサゴビクニン

イサゴビクニン

*網を使うと体表がすれてしまうので、ビニル製の「水ダモ」を使って水と一緒に魚の移動を行います。

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ニホンイトヨとシロギスを展示しました

ニホンイトヨ・シロギス

ニホンイトヨ・シロギス

信濃川ゾーンの沿岸河口域水槽に昨年生まれのニホンイトヨとシロギスを展示しました。

新潟県では、約30年前までは春に産卵のために遡上するニホンイトヨが数多く漁獲されていましたが、河川改修などの影響で激減し、現在はほぼ絶滅状態となっています。
展示個体は、新潟県産と遺伝的に同一とされる北海道産の親魚から繁殖、育成したものです。
また、釣獲では入手しにくいシロギスの幼魚も繁殖個体により展示することができました。

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オヒルギに実がなりました

マングローブ(海漂林)のある河口汽水域を再現した水槽で、オヒルギに初めて実がなりました。
オヒルギとは熱帯・亜熱帯地方の汽水域に見られるマングローブを構成する植物の一種で、マリンピア日本海のマングローブ水槽には、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギの3種を植えています。
マングローブ水槽のオヒルギは4年ほど前に種子から育てたもので、現在は約1.5mの高さにまで成長しました。
リニューアルオープン時にはまだ小さな苗木だったため、作り物の木と一緒に展示していましたが、現在の水槽では他のヒルギ類も成長し、本物の木だけで展示ができるようになりました。
花が咲くたびに受粉作業を繰り返していましたが、ついに1個結実しました。
マングローブ水槽を観察する際には、オヒルギの花や実も忘れずに観察してください。

オヒルギの花

オヒルギの花

オヒルギの実

オヒルギの実

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「アカムツ」水槽をリニューアルしました

アカムツ水槽(リニューアル)

アカムツ水槽(リニューアル)

暖流の旅ゾーン「アカムツ」水槽をリニューアルしました。

これまで展示していた水槽の約2倍の大きさの水槽でアカムツを展示しています。
アカムツの展示数は506個体に上り、国内で最多の展示数を誇ります。
この水槽では、アカムツやキダイなど新潟沿岸の水深100~200mに生息している魚種を中心に10種609個体をご覧いただけます。
また、全国の水族館で唯一の生体展示となるハツメ(メバル科)も展示しています。
広い水槽内には岩や砂泥が再現されており、種によって好む環境や群れを形成する様子なども観察することができます。

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タイ科魚類の展示数が5種になりました。

タイ科魚類の展示数が5種になりました。

タイ科とはマダイを含むグループで、日本近海に13種、日本海には8種、そのうち新潟県には5種のタイ科魚類が生息しています。
日本の近海に生息している魚種のうち、和名に「タイ」のつく魚はタイ科魚類以外も含めて約300種います。「鯛(タイ)」は日本で最も古い魚名で、マダイを指したものといわれています。
タイ科魚類は、浅海性からやや深い場所に生息している種まで生息環境の幅が広いのですが、水族館で展示しているのはマダイやクロダイなどの浅海性の種が多い傾向があります。これは、水深が増すにつれて採集が困難になってくるからです。

マリンピア日本海では、新潟県に生息するタイ科魚類の展示のため、採集に力を入れてきました。10月の底曳網漁に同行して水深70mに生息しているチダイの採集に成功し、新潟県産タイ科魚類5種(マダイ・クロダイ・ヘダイ・キダイ・チダイ)すべてを展示できるようになりました。

チダイはマダイに外見がよく似ていますが、背びれの第3・4棘が糸状にのび、えらぶたの縁が鮮紅色を呈し、尾びれの縁が黒味を帯びないなどの特徴からマダイと区別が可能です。

水族館では、それぞれの種を生息深度や環境に合わせた水槽で展示しています。水槽を観察する際には、新潟県に生息するタイ科魚類を探してみてください。

チダイ

チダイ

底曳網で漁獲された魚類

底曳網で漁獲された魚類

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飼育困難種「ハツメ」の展示

ハツメ

アカムツの群れとハツメ(中心手前)

「ハツメ」はスズキ目メバル科の魚で、山陰以北の日本海と千葉県以北の太平洋の水深200m前後に分布しています。
特に富山湾から佐渡海峡にかけて多く生息しているとされ、新潟を象徴する海水魚の一種といってもいい魚です。

本種の採集を5月29日、佐渡海峡の水深200mの地点で行いました。
採集個体には、深海性魚類を釣り上げた時に現れる眼の突出や腹部膨張などの症状が見られましたが、1個体だけ症状が軽く、無事に水族館まで輸送することができました。
水温12℃の予備水槽で傷の治療や減圧症状のチェックなどを行った後、6月14日に展示水槽に移すことができました。

 

ハツメ

ハツメ

現在は、【日本海固有水コーナー「新潟沿岸水深100~200m」】水槽(通称アカムツ水槽)でご覧いただけます。
アカムツの群れに混ざっていますので発見してみてください。

本種の飼育は、マリンピア日本海初となり、全国の水族館でも過去10年間で1個体の記録が残っているだけの希少な展示となります。
生きている「ハツメ」をぜひご覧ください。

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ラッコの給餌タイム

ラッコ給餌タイム

ラッコ (愛称クータン・15歳♂)

水辺の小動物エリアで毎日4回ほど行っているラッコの給餌タイムでは、ラッコが餌を食べる様子を観察することができます。
海洋生活に適応したラッコの様々な動作をご覧ください。

毎日 9:30 11:30 13:30 16:00

※都合により変更する場合があります。
6/16(木)から、16:00の回はスタッフがラッコの生態について給餌しながらわかりやすく解説を行います。(約10分)
解説の後に、ラッコの毛皮に触れることが出来ます。(クータンの毛皮ではありません)

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ニホンイトヨの繁殖個体を展示しました

稚魚

ニホンイトヨ(繁殖個体)

新潟県では昔からニホンイトヨが「春告魚」として広く知られ、3~4月頃になると河口付近や用水路などでよく見られましたが、現在は激減しほぼ絶滅状態となってしまいました。

ニホンイトヨは春に川を遡上・産卵、ふ化後2~3cmになると降海します。翌年の春に再び川を遡上し、産卵して一生を終えます。

本年度の『春の特別展示「春を告げる魚」』で、新潟産と同じ遺伝子を持つとされる北海道産の成魚を展示しました。その11個体を親魚にし、約1700尾の繁殖個体を得ることができましたので、その一部を「新潟の浅瀬」コーナーで展示しています。

ニホンイトヨ(トゲウオ目トゲウオ科)
環境省:絶滅のおそれのある地域個体群
新潟県:絶滅危惧Ⅰ類
新潟市:絶滅危惧Ⅰ類

ニホンイトヨ(春の特別展示で展示した成魚)

ニホンイトヨ(春の特別展示で展示した成魚)

ニホンイトヨ卵塊(発眼前)

ニホンイトヨ(卵塊・発眼卵)

ニホンイトヨ 卵のふ化水槽

ニホンイトヨ(卵のふ化水槽)

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マサバを輸送しました

静岡県の駿河湾からマサバ230尾を輸送しました。

長い距離の輸送となるため、トラックへの移動は魚体を傷付けないように慎重に行いました。輸送には約7時間もかかりましたが、無事、日本海大水槽まで移動させることができました。

日本全国に生息しているマサバは珍しい魚ではありませんが、群れを作って泳いでいる様子を観察できる機会はそう多くはありません。日本海大水槽では以前から飼育していたマサバも合流したため、大きな群れを観察することができるようになりました。

日本海大水槽を群れで泳ぐマサバ

日本海大水槽を群れで泳ぐマサバ

魚類輸送車内のマサバ

魚類輸送車内のマサバ

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フンボルトペンギン幼鳥の換羽が終わりました

換羽中のフンボルトペンギン幼鳥 No.212(緑白赤) 2016/8/17撮影

現在展示しているフンボルトペンギン幼鳥8羽のうち、2015年11月うまれの4羽の換羽が終わりました。
現在は成鳥と同じ外見ですので探してみてください。

個体No.209(タグの色:黄青茶
個体No.210(タグの色:黄青黄
個体No.211(タグの色:黄青緑
個体No.212(タグの色:緑白赤

 

展示中のフンボルトペンギン幼鳥についてはこちらをご覧ください。
・2015年11月生まれ4羽、2016年3月生まれ2羽
・2016年5月生まれ2羽

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