いきもの情報

イワトビペンギンの展示を終了しました。

イワトビペンギン(2015年11月イベントガイド)

イワトビペンギン
(2015年11月イベントガイド)

ペンギン海岸エリアに展示しておりましたイワトビペンギン(オス 24歳 2017/6現在)につきまして、
高齢に伴うケアのため、バックヤードでの飼育に切り替えましたので、展示を終了いたしました。

マリンピア日本海ではミナミイワトビペンギンを1990年に6羽搬入し、飼育を開始。
繁殖個体は現在飼育されている1993年6月6日うまれのオス1羽のみです。
片目をケンカで失明し、もう片方の目も白内障を発症しているため両目がほとんど見えていない状況でありながら、活発に生活していました。
しかしこの春頃からペンギン海岸の溝付近をよく歩くようになり、時々溝に落ちてしまう姿を心配するお客様の声が多く寄せられるようになりました。

もともと本種は日本より涼しい地域に生息しているため、新潟の夏の高温は24歳という高齢個体には負担が大きいと判断し、このたびバックヤードでの飼育に切り替えしました。
今後は、展示の予定はありません。

 

ミナミイワトビペンギン Eudyptes chrysocome
英名”Rockhopper Penguin”
岩を飛びながら移動することから名づけられました。

ミナミ、キタ、ヒガシ(ヒガシはミナミの亜種とされる)に分けられ、国内ではミナミイワトビペンギンとキタイワトビペンギンが飼育されています。
寿命は十分に研究されていませんが、野生下で10~15年、飼育下で25~30年と推測されています。(キタ、ミナミ、ヒガシ全て共通に扱われています)

ミナミイワトビペンギン:絶滅危惧Ⅱ類(VU)国内では12園館 127羽
キタイワトビペンギン:絶滅危惧IB類(EN)国内では7園館112羽

▲上へもどる

相模湾で深海性魚類の採集を行いました

シキシマハナダイ採集600

シキシマハナダイ採集

相模湾で釣り採集を行いました。
今回は、当館の深海性魚類を展示している「太平洋100~200m水槽」の生物採集が目的で、相模湾の水深100m付近を中心に採集を行いました。

大型のハナダイであるシキシマハナダイ、口内が黒いため太平洋側でノドグロと呼ばれることがあるユメカサゴ、腹ビレで体を支えて海底でじっとしている様子が特徴的なヒメなどを採集することが出来ました。

現在、急激な水圧の変化で傷ついた体の治療を行っています。減圧を無事に終えた個体から展示水槽に移動します。
展示までもうしばらくお待ちください。

▲上へもどる

キンメダイの展示を再開しました

キンメダイ輸送600

キンメダイ輸送

約1年ぶりにキンメダイの展示を再開しました。このキンメダイは東海大学海洋科学博物館の協力で、静岡県駿河湾から採集された個体を運んできました。

キンメダイは日本海にも生息している種で、まれに新潟でも漁獲されることがあるようですが、市場に並ぶことは滅多にありません。一方、太平洋では生息数が多く、水産重要種のひとつです。市場に並べられたキンメダイは全身真っ赤で深紅色の魚のイメージがありますが、生きている時のキンメダイは背側が赤く、腹側に向かって淡くなり、腹部は銀色をしています。

キンメダイは、水深200m以深の深海に生息しているので採集が難しく、生きて飼育されている姿を見る機会は多くありません。

キンメダイは本館地下「黒潮洗う太平洋岸コーナー」でご覧いただけます。

▲上へもどる

ダンゴウオ科のコンペイトウとホテイウオを展示しました。

水槽の壁に貼りつくコンペイトウ

水槽の壁に貼りつくコンペイトウ

「日本海」ゾーンの「佐渡の深海」コーナーにコンペイトウとホテイウオを展示しました。

同じダンゴウオ科ですが姿や動作が異なります。
一つの水槽に展示していますので比べてみてください。

●コンペイトウは、山口県以北の日本海、北海道周辺〜アラスカ湾に分布しています。
その名の通り丸い体はゴツゴツした突起で覆われています。
腹ビレは、左右が一体化して吸盤状になっていて、水槽内では壁に貼りついていて、あまり泳ぐことはありません。

●ホテイウオは、兵庫県、神奈川県以北の本州と北海道周辺に分布しています。
体表は軟らかくブヨブヨしています。
腹ビレは吸盤状で、水槽の壁に貼りつきますが、時々泳ぎまわります。

泳ぐホテイウオ

泳ぐホテイウオ

▲上へもどる

トドの死亡について

パールに授乳中のナーシー (2011年6月30日撮影)

パールに授乳中のナーシー
(2011年6月30日撮影)

マリンピア日本海で飼育していたトドが5月23日(火)に死亡しましたのでお知らせします。

<死亡個体>
・種名                   トド(学名Eumetopias jubatus  愛称 ナーシー)
・性別、年齢        メス、23歳(1994年6月5日生まれ)
・当館への搬入日 1996年6月20日(小樽水族館より搬入)
・死亡日     2017年5月23日(火)

<飼育経過>
ナーシーは1994年に小樽水族館で生まれ、1996年にオスのタケと一緒にマリンピアへやって来たメスで、その後、タケとの間で繁殖も成功しています。
2016年1月ごろから心臓病を患い、治療を続けていました。
体調が悪化したため、2017年3月4日より、バックヤードに隔離し、集中治療を行っていましたが、5月23日朝、死亡しているのを確認しました。
当館獣医師による病理解剖の結果、長期の心不全、胃癌が確認されました。

<ナーシーの産んだ仔>
ルビー メス 2006年7月2日生まれ  2015年1月18日先天性心奇形により死亡
パール メス 2011年6月15日生まれ マリンピア日本海で飼育中
ニコ  メス 2014年6月30日生まれ 高知県桂浜水族館で飼育中

▲上へもどる

ベニズワイガニとイサゴビクニンを展示しました

ベニズワイガニ(雄)

ベニズワイガニ(雄)

糸魚川市能生沖の深海820mから採集したベニズワイガニとイサゴビクニンを「日本海固有水コーナー/日本海水深300m以深」に展示しました。
この水深は水温が0.5℃以下と冷たいため、水槽水温も1~2℃の冷たい海水で飼育しています。

●ベニズワイガニの展示個体は全て雄です。ベニズワイガニは体格に雌雄差があり、雌は雄ほど大きくなりません。
ベニズワイガニはカゴ網漁で漁獲されますが、資源を守るために網の目を大きくして、体の小さい雌が採れない工夫をしています。
水槽内のベニズワイガニには、ハサミの大きな個体と小さな個体が見られます。
ベニズワイガニは脱皮を繰り返して大きく成長し、雄のハサミも脱皮の度に大きくなっていきます。ハサミの小さな個体も脱皮をすれば大きなハサミに成長するのですが、低水温では成長が遅く、水槽内で脱皮を確認できることはほとんどありません。

イサゴビクニン

イサゴビクニン

●イサゴビクニンは、水深50~800mに生息するクサウオの仲間で、最大70cmにもなる大型種です。
展示したイサゴビクニンは、ベニズワイガニのカゴ網で一緒に獲れた個体です。
イサゴビクニンは吸盤状の腹ビレを持ち、水槽内の壁や岩にくっつきます。そのため、泳いでいる姿を見ることはあまり多くありません。
展示個体はピンク色の体色をしていますが、秋~冬頃になると黒っぽくなり、雄は皮膚のトゲトゲが目立ってきて、雌雄の区別がつけやすくなります。

搬入には、マリンピア日本海所有の魚類輸送車を使用しました。
輸送車の優れた保冷能力により、水温を約1℃に保ちながら輸送することができます。
現在、マリンピア日本海と友好館であるアクアマリンふくしま外部リンクです。当サイトを離れます。にも、同車両で輸送した能生産のベニズワイガニとイサゴビクニンが展示されています。

アクアマリンふくしまへの生物輸送

アクアマリンふくしまへの生物輸送

▲上へもどる

深海生物の採集が真っ盛りです

ビクニン

ビクニン

深海生物は、水深200m以深に生息している生物です。
日本海の水深300m以深には「日本海固有水」と呼ばれる大きな水のかたまりがあり、その水温は年間を通して2℃以下です。
そのような低水温環境に生息している生物を採集するには、表層水温の低い冬季が最も適しています。

現在、新潟漁協西蒲支所の協力で、水深300mに生息する深海生物を収集しています。底曳網には珍しい深海生物が時々入ります。
水族館では展示されることが少ないコンペイトウ、トクビレ、ヤセテングトクビレ、ビクニン、ナガヅカ、ガンコなどの深海魚、深海性のイソギンチャクなどが獲れています。

2月末には、のとじま臨海公園水族館外部リンクです。当サイトを離れます。(石川県)の協力により、定置網で獲れたマダラを輸送。鶴岡市立加茂水族館外部リンクです。当サイトを離れます。(山形県)との生物交換で、ホテイウオを入手しました。

3月に入り、上越漁協能生支所の協力で、水深800mに生息する大型のイサゴビクニンやベニズワイガニを入手、市立室蘭水族館外部リンクです。当サイトを離れます。(北海道)との生物交換でスケトウダラを入手しました。

これらの深海生物は、予備水槽で採集時にできた傷の手当てを行った後、展示水槽に移します。もうしばらくお待ちください。

●コンペイトウ・ホテイウオを展示しました。
●ベニズワイガニ・イサゴビクニンを展示しました。

水ダモでマダラを運ぶ

水ダモでマダラを運ぶ

海水氷で冷やしながら ベニズワイガニを運ぶ

海水氷で冷やしながら
ベニズワイガニを運ぶ

イサゴビクニン

イサゴビクニン

*網を使うと体表がすれてしまうので、ビニル製の「水ダモ」を使って水と一緒に魚の移動を行います。

▲上へもどる

ニホンイトヨとシロギスを展示しました

ニホンイトヨ・シロギス

ニホンイトヨ・シロギス

信濃川ゾーンの沿岸河口域水槽に昨年生まれのニホンイトヨとシロギスを展示しました。

新潟県では、約30年前までは春に産卵のために遡上するニホンイトヨが数多く漁獲されていましたが、河川改修などの影響で激減し、現在はほぼ絶滅状態となっています。
展示個体は、新潟県産と遺伝的に同一とされる北海道産の親魚から繁殖、育成したものです。
また、釣獲では入手しにくいシロギスの幼魚も繁殖個体により展示することができました。

▲上へもどる

オヒルギに実がなりました

マングローブ(海漂林)のある河口汽水域を再現した水槽で、オヒルギに初めて実がなりました。
オヒルギとは熱帯・亜熱帯地方の汽水域に見られるマングローブを構成する植物の一種で、マリンピア日本海のマングローブ水槽には、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギの3種を植えています。
マングローブ水槽のオヒルギは4年ほど前に種子から育てたもので、現在は約1.5mの高さにまで成長しました。
リニューアルオープン時にはまだ小さな苗木だったため、作り物の木と一緒に展示していましたが、現在の水槽では他のヒルギ類も成長し、本物の木だけで展示ができるようになりました。
花が咲くたびに受粉作業を繰り返していましたが、ついに1個結実しました。
マングローブ水槽を観察する際には、オヒルギの花や実も忘れずに観察してください。

オヒルギの花

オヒルギの花

オヒルギの実

オヒルギの実

▲上へもどる

「アカムツ」水槽をリニューアルしました

アカムツ水槽(リニューアル)

アカムツ水槽(リニューアル)

暖流の旅ゾーン「アカムツ」水槽をリニューアルしました。

これまで展示していた水槽の約2倍の大きさの水槽でアカムツを展示しています。
アカムツの展示数は506個体に上り、国内で最多の展示数を誇ります。
この水槽では、アカムツやキダイなど新潟沿岸の水深100~200mに生息している魚種を中心に10種609個体をご覧いただけます。
また、全国の水族館で唯一の生体展示となるハツメ(メバル科)も展示しています。
広い水槽内には岩や砂泥が再現されており、種によって好む環境や群れを形成する様子なども観察することができます。

▲上へもどる