ベニズワイガニとイサゴビクニンを展示しました

ベニズワイガニ(雄)

ベニズワイガニ(雄)

糸魚川市能生沖の深海820mから採集したベニズワイガニとイサゴビクニンを「日本海固有水コーナー/日本海水深300m以深」に展示しました。
この水深は水温が0.5℃以下と冷たいため、水槽水温も1~2℃の冷たい海水で飼育しています。

●ベニズワイガニの展示個体は全て雄です。ベニズワイガニは体格に雌雄差があり、雌は雄ほど大きくなりません。
ベニズワイガニはカゴ網漁で漁獲されますが、資源を守るために網の目を大きくして、体の小さい雌が採れない工夫をしています。
水槽内のベニズワイガニには、ハサミの大きな個体と小さな個体が見られます。
ベニズワイガニは脱皮を繰り返して大きく成長し、雄のハサミも脱皮の度に大きくなっていきます。ハサミの小さな個体も脱皮をすれば大きなハサミに成長するのですが、低水温では成長が遅く、水槽内で脱皮を確認できることはほとんどありません。

イサゴビクニン

イサゴビクニン

●イサゴビクニンは、水深50~800mに生息するクサウオの仲間で、最大70cmにもなる大型種です。
展示したイサゴビクニンは、ベニズワイガニのカゴ網で一緒に獲れた個体です。
イサゴビクニンは吸盤状の腹ビレを持ち、水槽内の壁や岩にくっつきます。そのため、泳いでいる姿を見ることはあまり多くありません。
展示個体はピンク色の体色をしていますが、秋~冬頃になると黒っぽくなり、雄は皮膚のトゲトゲが目立ってきて、雌雄の区別がつけやすくなります。

搬入には、マリンピア日本海所有の魚類輸送車を使用しました。
輸送車の優れた保冷能力により、水温を約1℃に保ちながら輸送することができます。
現在、マリンピア日本海と友好館であるアクアマリンふくしま外部リンクです。当サイトを離れます。にも、同車両で輸送した能生産のベニズワイガニとイサゴビクニンが展示されています。

アクアマリンふくしまへの生物輸送

アクアマリンふくしまへの生物輸送