いきもの情報

特別展示「アカムツ水槽リニューアル記念企画~アカムツ稚魚公開~」を開催します

アカムツ常設展示水槽

アカムツは、日本海や新潟を代表する高級魚として「のどぐろ」の流通名で知られていますが、その生態については未知の部分も多い深海種です。
一般にアカムツを含む深海魚は、飼育要件が確立されておらず、長期の飼育・展示が困難なグループとされています。
マリンピア日本海では、2008年より新潟県長岡市の寺泊漁業協同組合などの収集協力により、本種の展示・人工育成に取り組み、2013年に世界で初めて稚魚期までの育成に成功。2016年にはアカムツの展示水槽をリニューアルし、飼育下では前例のない500個体におよぶ成魚の群れ展示を実現しています。
この特別展示では、人工育成で得られたアカムツの稚魚の生体を展示するとともに、アカムツ生態解明へとつながる活動についてパネルで紹介いたします。

 

アカムツ ふ化5時間後 全長1.81mm

アカムツ ふ化5時間後 全長1.81mm

アカムツ 200日齢 全長83㎜

アカムツ 200日齢 全長83㎜

【特別展示】
日程   : 2017年2月10日(金)〜 4月9日(日)
会場   : 本館1階 企画展示室(入館料が必要です)
展示内容 :

・アカムツ稚魚生体

・アカムツの生態や成長過程などのパネル展示

 

▲上へもどる

ニホンイトヨとシロギスを展示しました

ニホンイトヨ・シロギス

ニホンイトヨ・シロギス

信濃川ゾーンの沿岸河口域水槽に昨年生まれのニホンイトヨとシロギスを展示しました。

新潟県では、約30年前までは春に産卵のために遡上するニホンイトヨが数多く漁獲されていましたが、河川改修などの影響で激減し、現在はほぼ絶滅状態となっています。
展示個体は、新潟県産と遺伝的に同一とされる北海道産の親魚から繁殖、育成したものです。
また、釣獲では入手しにくいシロギスの幼魚も繁殖個体により展示することができました。

▲上へもどる

オヒルギに実がなりました

マングローブ(海漂林)のある河口汽水域を再現した水槽で、オヒルギに初めて実がなりました。
オヒルギとは熱帯・亜熱帯地方の汽水域に見られるマングローブを構成する植物の一種で、マリンピア日本海のマングローブ水槽には、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギの3種を植えています。
マングローブ水槽のオヒルギは4年ほど前に種子から育てたもので、現在は約1.5mの高さにまで成長しました。
リニューアルオープン時にはまだ小さな苗木だったため、作り物の木と一緒に展示していましたが、現在の水槽では他のヒルギ類も成長し、本物の木だけで展示ができるようになりました。
花が咲くたびに受粉作業を繰り返していましたが、ついに1個結実しました。
マングローブ水槽を観察する際には、オヒルギの花や実も忘れずに観察してください。

オヒルギの花

オヒルギの花

オヒルギの実

オヒルギの実

▲上へもどる

「アカムツ」水槽をリニューアルしました

アカムツ水槽(リニューアル)

アカムツ水槽(リニューアル)

暖流の旅ゾーン「アカムツ」水槽をリニューアルしました。

これまで展示していた水槽の約2倍の大きさの水槽でアカムツを展示しています。
アカムツの展示数は506個体に上り、国内で最多の展示数を誇ります。
この水槽では、アカムツやキダイなど新潟沿岸の水深100~200mに生息している魚種を中心に10種609個体をご覧いただけます。
また、全国の水族館で唯一の生体展示となるハツメ(メバル科)も展示しています。
広い水槽内には岩や砂泥が再現されており、種によって好む環境や群れを形成する様子なども観察することができます。

▲上へもどる

アクアラボ体験 毎日実施中

アクアラボ体験 実施中です。

アクアラボ201411

アクアラボ内で飼育スタッフが20分程度解説を行います。
参加を希望される方は、開催時間までにアクアラボへ直接お集まりください。
定員は約25名です。

日付 曜日 時間 タイトル 内容
2月12日 12:30~ 魚のヒレの話 魚のヒレの形や機能について説明します。
2月13日 13:00~ アカハライモリの話 アカハライモリのオスとメスの見分け方や繁殖の方法の紹介、餌を与えて食べる様子を観察します。
2月14日 13:00~ マツカサウオの話 マツカサウオの体のつくりを見ながら解説します。
2月15日 13:00~ クマノミの話 クマノミの仲間や生態について解説します。
2月16日 13:00~ ラッコの話 ラッコが冷たい海で生活できる体のしくみをクイズや毛皮をさわって紹介します。
2月17日 13:00~ イルカの体 パズルを行い、イルカの体について解説します。
2月18日 13:00~ アカムツの育成 アカムツの卵やフ化仔魚の標本を見ながら解説を行います。
2月19日 12:30~ カメの話 カメの体のつくりや、池や川にすむカメについて解説します。
2月20日 13:00~ かくれている生き物を探してみよう! かくれている生き物やまねをする生き物について解説します。
2月21日 13:00~ クジラの話 クジラやイルカのクイズをしながら解説を行います。
2月22日 13:00~ 魚のヒレの話 魚のヒレの形や機能について説明します。
2月23日 13:00~ ペンギンの話 ペンギンについて詳しく解説をします。
2月24日 13:00~ アメリカザリガニの観察 アメリカザリガニの体のつくりを観察します。
2月25日 13:00~ ヤドカリの観察 ヤドカリの体のつくりや餌を与えて食べる様子を観察します。
2月26日 12:30~ クラゲの話 ミズクラゲの一生や刺すしくみの紹介、餌を与えて食ベる様子を観察します。

・時間やプログラムを急きょ変更する場合がありますのでご了承ください。
・プログラム開催時間以外のアクアラボは、自由解放となります。

▲上へもどる

タイ科魚類の展示数が5種になりました。

タイ科魚類の展示数が5種になりました。

タイ科とはマダイを含むグループで、日本近海に13種、日本海には8種、そのうち新潟県には5種のタイ科魚類が生息しています。
日本の近海に生息している魚種のうち、和名に「タイ」のつく魚はタイ科魚類以外も含めて約300種います。「鯛(タイ)」は日本で最も古い魚名で、マダイを指したものといわれています。
タイ科魚類は、浅海性からやや深い場所に生息している種まで生息環境の幅が広いのですが、水族館で展示しているのはマダイやクロダイなどの浅海性の種が多い傾向があります。これは、水深が増すにつれて採集が困難になってくるからです。

マリンピア日本海では、新潟県に生息するタイ科魚類の展示のため、採集に力を入れてきました。10月の底曳網漁に同行して水深70mに生息しているチダイの採集に成功し、新潟県産タイ科魚類5種(マダイ・クロダイ・ヘダイ・キダイ・チダイ)すべてを展示できるようになりました。

チダイはマダイに外見がよく似ていますが、背びれの第3・4棘が糸状にのび、えらぶたの縁が鮮紅色を呈し、尾びれの縁が黒味を帯びないなどの特徴からマダイと区別が可能です。

水族館では、それぞれの種を生息深度や環境に合わせた水槽で展示しています。水槽を観察する際には、新潟県に生息するタイ科魚類を探してみてください。

チダイ

チダイ

底曳網で漁獲された魚類

底曳網で漁獲された魚類

▲上へもどる

飼育困難種「ハツメ」の展示

ハツメ

アカムツの群れとハツメ(中心手前)

「ハツメ」はスズキ目メバル科の魚で、山陰以北の日本海と千葉県以北の太平洋の水深200m前後に分布しています。
特に富山湾から佐渡海峡にかけて多く生息しているとされ、新潟を象徴する海水魚の一種といってもいい魚です。

本種の採集を5月29日、佐渡海峡の水深200mの地点で行いました。
採集個体には、深海性魚類を釣り上げた時に現れる眼の突出や腹部膨張などの症状が見られましたが、1個体だけ症状が軽く、無事に水族館まで輸送することができました。
水温12℃の予備水槽で傷の治療や減圧症状のチェックなどを行った後、6月14日に展示水槽に移すことができました。

 

ハツメ

ハツメ

現在は、【日本海固有水コーナー「新潟沿岸水深100~200m」】水槽(通称アカムツ水槽)でご覧いただけます。
アカムツの群れに混ざっていますので発見してみてください。

本種の飼育は、マリンピア日本海初となり、全国の水族館でも過去10年間で1個体の記録が残っているだけの希少な展示となります。
生きている「ハツメ」をぜひご覧ください。

▲上へもどる

ラッコの給餌タイム

ラッコ給餌タイム

ラッコ (愛称クータン・15歳♂)

水辺の小動物エリアで毎日4回ほど行っているラッコの給餌タイムでは、ラッコが餌を食べる様子を観察することができます。
海洋生活に適応したラッコの様々な動作をご覧ください。

毎日 9:30 11:30 13:30 16:00

※都合により変更する場合があります。
6/16(木)から、16:00の回はスタッフがラッコの生態について給餌しながらわかりやすく解説を行います。(約10分)
解説の後に、ラッコの毛皮に触れることが出来ます。(クータンの毛皮ではありません)

▲上へもどる

ニホンイトヨの繁殖個体を展示しました

稚魚

ニホンイトヨ(繁殖個体)

新潟県では昔からニホンイトヨが「春告魚」として広く知られ、3~4月頃になると河口付近や用水路などでよく見られましたが、現在は激減しほぼ絶滅状態となってしまいました。

ニホンイトヨは春に川を遡上・産卵、ふ化後2~3cmになると降海します。翌年の春に再び川を遡上し、産卵して一生を終えます。

本年度の『春の特別展示「春を告げる魚」』で、新潟産と同じ遺伝子を持つとされる北海道産の成魚を展示しました。その11個体を親魚にし、約1700尾の繁殖個体を得ることができましたので、その一部を「新潟の浅瀬」コーナーで展示しています。

ニホンイトヨ(トゲウオ目トゲウオ科)
環境省:絶滅のおそれのある地域個体群
新潟県:絶滅危惧Ⅰ類
新潟市:絶滅危惧Ⅰ類

ニホンイトヨ(春の特別展示で展示した成魚)

ニホンイトヨ(春の特別展示で展示した成魚)

ニホンイトヨ卵塊(発眼前)

ニホンイトヨ(卵塊・発眼卵)

ニホンイトヨ 卵のふ化水槽

ニホンイトヨ(卵のふ化水槽)

▲上へもどる

マサバを輸送しました

静岡県の駿河湾からマサバ230尾を輸送しました。

長い距離の輸送となるため、トラックへの移動は魚体を傷付けないように慎重に行いました。輸送には約7時間もかかりましたが、無事、日本海大水槽まで移動させることができました。

日本全国に生息しているマサバは珍しい魚ではありませんが、群れを作って泳いでいる様子を観察できる機会はそう多くはありません。日本海大水槽では以前から飼育していたマサバも合流したため、大きな群れを観察することができるようになりました。

日本海大水槽を群れで泳ぐマサバ

日本海大水槽を群れで泳ぐマサバ

魚類輸送車内のマサバ

魚類輸送車内のマサバ

▲上へもどる