いきもの情報

秋期特別展示「新潟のサンショウウオ」(9/16~10/30)

「サンショウウオ」は、その名に反し「魚(サカナ)」ではありません。カエルやイモリなどとともに両生綱に分類されるいわゆる両生類です。

ハクバサンショウウオ

ハクバサンショウウオ

淡水性で、卵のうに包まれた卵を水中で産み、幼生はエラ呼吸しながら水中で生活した後、肺呼吸をする成体として上陸し、陸上生活を行います。
在来種として我が国には、両生綱有尾目サンショウウオ科28種とオオサンショウウオ1種、イモリ科3種が分布します。新潟県には、サンショウウオ科7種とイモリ科1種が分布します。
この特別展示では、現在では比較的自然度の高い山間地や山地などに残存的に生息する新潟県産有尾目のサンショウウオ科5種とアカハライモリを展示します。
併せて、新潟県には自然分布せず、我が国固有種かつ世界最大の現生両生類オオサンショウウオも展示することにより、サンショウウオ類に関しての学習機会を提供するとともに、社会の環境保全意識の醸成に貢献することを目的に開催します。

ハコネサンショウウオ

ハコネサンショウウオ

開催期間:2016年9月16日(金)〜10月30日(日)
会場:本館1階 企画展示室
展示内容:
生体展示/クロサンショウウオ、トウホクサンショウウオ、ハクバサンショウウオ、ヒダサンショウウオ、ハコネサンショウウオ、アカハライモリ、オオサンショウウオ
パネル展示/「有尾類」「レッドデータブック・保護の取組」「新潟とオオサンショウウオ」など

 

 

オオサンショウウオ

オオサンショウウオ

 

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ニホンイトヨの繁殖個体を展示しました

稚魚

ニホンイトヨ(繁殖個体)

新潟県では昔からニホンイトヨが「春告魚」として広く知られ、3~4月頃になると河口付近や用水路などでよく見られましたが、現在は激減しほぼ絶滅状態となってしまいました。

ニホンイトヨは春に川を遡上・産卵、ふ化後2~3cmになると降海します。翌年の春に再び川を遡上し、産卵して一生を終えます。

本年度の『春の特別展示「春を告げる魚」』で、新潟産と同じ遺伝子を持つとされる北海道産の成魚を展示しました。その11個体を親魚にし、約1700尾の繁殖個体を得ることができましたので、その一部を「新潟の浅瀬」コーナーで展示しています。

ニホンイトヨ(トゲウオ目トゲウオ科)
環境省:絶滅のおそれのある地域個体群
新潟県:絶滅危惧Ⅰ類
新潟市:絶滅危惧Ⅰ類

ニホンイトヨ(春の特別展示で展示した成魚)

ニホンイトヨ(春の特別展示で展示した成魚)

ニホンイトヨ卵塊(発眼前)

ニホンイトヨ(卵塊・発眼卵)

ニホンイトヨ 卵のふ化水槽

ニホンイトヨ(卵のふ化水槽)

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フンボルトペンギン幼鳥の換羽が始まりました

換羽中のフンボルトペンギン幼鳥 No.212(緑白赤) 2016/8/17撮影

現在展示しているフンボルトペンギン幼鳥8羽のうち、2015年11月うまれの2羽の換羽が始まりました。
個体No.209(タグの色:黄青茶),212(タグの色:緑白赤)

換羽は2~3週間で終了し、成鳥と同じ外見になります。
換羽中の様子をぜひご覧ください。

現在展示中のフンボルトペンギン幼鳥についてはこちらをご覧ください。
・2015年11月生まれ4羽、2016年3月生まれ2羽
・2016年5月生まれ2羽

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ロクセンスズメダイの繁殖賞を受賞しました

2015年8月25日産まれのロクセンスズメダイ

2015年8月25日産まれのロクセンスズメダイ

マリンピア日本海ではロクセンスズメダイの飼育下繁殖に日本で初めて成功し、繁殖賞を受賞しました。
魚類での繁殖賞の受賞は初めてです。

本種は神奈川県三浦半島~琉球列島の水深1~20mに分布するスズキ目スズメダイ科の魚で、体側の6本の黒色帯が特徴です。

2015年8月25日に東シナ海コーナーのサンゴ礁水槽で産卵を確認し、卵を予備槽に移動しました。
約5日で卵から全長3mmほどの仔魚がふ化しました。
仔稚魚にはシオミズツボワムシやアルテミア幼生などの動物プランクトン、人工飼料を与え、育成に成功しました。
「育成室」及び「東シナ海」コーナーの「サンゴ礁」水槽でご覧いただけます。

産卵中の雌雄

産卵中の雌雄

ふ化直後の仔魚

ふ化直後の仔魚

繁殖賞プレート

繁殖賞プレート


■繁殖賞とは
種の保存に関連する賞です。
公益社団法人日本動物園水族館協会(JAZA)加盟の動物園・水族館で飼育している動物で、国内で初めての繁殖に成功し、6ヵ月以上生存した場合に授与されます。
技術をたたえ、公開することにより、繁殖技術の向上と希少動物の保存に資することを目的とした賞です。
当館では第8種目の受賞となります。→繁殖賞受賞実績

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アクアラボ体験 毎日実施中

アクアラボ体験 実施中です。

アクアラボ201411

アクアラボ内で飼育スタッフが20分程度解説を行います。
参加を希望される方は、開催時間までにアクアラボへ直接お集まりください。
定員は約25名です。

日付 曜日 時間 タイトル 内容
9月21日 13:00〜 カメの話 カメの体のつくりや、池や川にすむカメについて解説します。
9月22日 12:30〜 ラッコの話 ラッコが冷たい海で生活できる体のしくみをクイズや毛皮をさわって紹介します。
9月23日 13:00〜 マツカサウオの話 マツカサウオの体のつくりを見ながら解説します。
9月24日 13:00〜 魚のヒレの話 魚のヒレの形や機能について説明します。
9月25日 12:30〜 ヤドカリの観察 ヤドカリの体のつくりや餌を与えて食べる様子を観察します。
9月26日 13:00〜 ペンギンのはね ペンギンのはねを顕微鏡で観察します。
9月27日 13:00〜 クラゲの話 ミズクラゲの一生や刺すしくみの紹介、餌を与えて食ベる様子を観察します。
9月28日 13:00〜 アメリカザリガニの観察 アメリカザリガニの体のつくりを観察します。
9月29日 13:00〜 ラッコの話 ラッコが冷たい海で生活できる体のしくみをクイズや毛皮をさわって紹介します。
9月30日 13:00〜 隠れる生き物を探してみよう! かくれる生き物やまねをする生き物について解説します。
10月1日 13:00〜 連想ゲーム 〜正体は誰だ〜 動物の体の部位を絵にして、描いた絵から動物を連想するゲームです。
10月2日 12:30〜 魚のヒレの話 魚のヒレの形や機能について説明します。
10月3日 13:00〜 マツカサウオの話 マツカサウオの体のつくりを見ながら解説します。
10月4日 13:00〜 アカムツの育成 アカムツの卵やフ化仔魚の標本を見ながら解説を行います。
10月5日 13:00〜 アカハライモリの話 アカハライモリのオスとメスの見分け方や繁殖の方法の紹介、餌を与えて食べる様子を観察します。
10月6日 13:00〜 ペンギンの話 ペンギンについて詳しく解説をします。
10月7日 13:00〜 カメの話 カメの体のつくりや、池や川にすむカメについて解説します。
10月8日 13:00〜 ヤドカリの観察 ヤドカリの体のつくりや餌を与えて食べる様子を観察します。
10月9日 12:30〜 クマノミの話 クマノミの仲間や生態について解説します。

・時間やプログラムを急きょ変更する場合がありますのでご了承ください。
・プログラム開催時間以外のアクアラボは、自由解放となります。

 

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飼育困難種「ハツメ」の展示

ハツメ

ハツメ

「ハツメ」はスズキ目メバル科の魚で、山陰以北の日本海と千葉県以北の太平洋の水深200m前後に分布しています。
特に富山湾から佐渡海峡にかけて多く生息しているとされ、新潟を象徴する海水魚の一種といってもいい魚です。

本種の採集を5月29日、佐渡海峡の水深200mの地点で行いました。
採集個体には、深海性魚類を釣り上げた時に現れる眼の突出や腹部膨張などの症状が見られましたが、1個体だけ症状が軽く、無事に水族館まで輸送することができました。
水温12℃の予備水槽で傷の治療や減圧症状のチェックなどを行った後、6月14日に展示水槽に移すことができました。

 

現在は、【日本海固有水コーナー「新潟沿岸水深100~200m」】水槽(通称アカムツ水槽)でご覧いただけます。
アカムツの群れに混ざっていますので発見してみてください。

本種の飼育は、マリンピア日本海初となり、全国の水族館でも過去10年間で1個体の記録が残っているだけの希少な展示となります。
生きている「ハツメ」をぜひご覧ください。

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コブダイの幼魚を展示しました

コブダイ幼魚

コブダイ幼魚

石川県の「のとじま水族館」の協力により採集されたコブダイの幼魚を展示しています。

コブダイは、全長80cmほどまで成長する魚で、全身は赤色、オスの成魚では頭部が大きく張り出しコブがついているように見えるのが特徴です。

しかし、幼魚期では全く異なる体色をしています。幼魚の体色はオレンジ色で体側に1本の白色縦線が見られます。

コブダイの成魚はなわばりを形成し、近づいてきた同種に対して攻撃を繰り返します。しかし、幼魚は攻撃されにくいことから、幼魚期の体色は成魚からの攻撃をかわす効果があるのではないかと思われます。

コブダイの成魚は、「日本海大水槽」、「対馬海峡を越えて」コーナーの「新潟の岩礁」水槽、幼魚は、「黒潮洗う太平洋岸」コーナーの「太平洋沿岸」水槽で見られます。

 

SONY DSC

コブダイ成魚

幼魚期の白色縦線は、成長とともに消失してしまいます。コブダイの成長過程については、本館地下の観覧通路に設置してある「パラパラ魚マンガ」でも詳しく紹介しています。併せてご覧ください。

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フンボルトペンギンのヒナ+2羽展示デビュー(8/8)

5月生まれの幼鳥(ヒナ)2羽が7月12日から餌を食べる練習を始め、8月1日に自力で食べられるようになったため8月8日に展示デビューしました。
先に展示デビューしている幼鳥(ヒナ)6羽とあわせてどうぞご覧下さい。

 

個体no.218 個体番号218
2016.5.8生
タグの色:緑赤白□(腹側から読みます)
個体no.219 個体番号219
2016.5.10生
タグの色:緑赤茶(腹側から読みます)
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シキシマハナダイを採集しました

予備水槽のシキシマハナダイ

予備水槽のシキシマハナダイ

船上のテンタルで泳ぐシキシマハナダイ

船上のテンタルで泳ぐシキシマハナダイ

シキシマハナダイは、太平洋や日本海の水深50~200mの岩礁域に生息している魚です。
日本海では新潟県が北限域とされ、たまに捕獲情報が水族館に寄せられます。
この魚が釣られると水族館に情報が寄せられる理由は、本種の体色が新潟の沿岸魚とはかけ離れているためではないかと思われます。
シキシマハナダイはとてもきれいな魚で、オレンジ色にピンク色のラインが入るなど、熱帯の海に生息している魚種を思い浮かべるような体色をしています。
そのため熱帯魚が釣れたと錯覚してしまうのかもしれません。

本種は新潟県にも生息していますが、このたびの採集は生息密度の濃い太平洋の相模湾で行いました。

この時期のシキシマハナダイは水深70m前後と本種の生息深度ではもっとも浅い場所で採集できることから、釣りによる採集を試みました。
浅いとはいえ、ビルの1階が3.5m程度と考えると約20階分の深さになります。
釣り上げたシキシマハナダイは、水圧の急激な減圧にさらされるため腸の一部が肛門から飛び出した状態で、飼育できるか疑問の残る採集が続きました。
それでも、7尾が正常に遊泳できる状態で採集できたため、水温15℃で丁寧に酸素パックして新潟まで輸送し、バックヤードの予備水槽で傷や減圧症の治療を行いました。
約1か月間の静養の結果、3尾のシキシマハナダイが展示水槽にデビューすることができました。

本種は、「黒潮洗う太平洋岸」コーナーの「太平洋沿岸 水深100~200m」水槽でご覧いただけます。

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「リュウグウノツカイ」の剥製を展示しました

リュウグウノツカイ剥製

リュウグウノツカイ剥製

マリンピア日本海では、2016年2月8日に佐渡市黒姫の定置網で捕獲され、剥製化した「リュウグウノツカイ」標本をエントランスエリアに展示しましたのでお知らせします。

特別展示で見逃されたお客様も是非ご覧ください。

展示場所   本館エントランスエリア

 

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